確定申告というと、2月中旬から3月の初旬にかけてというイメージが強いと思います。
もちろん確定申告の受付自体が2月16日から3月15日となっているからです。
個人事業主の方は、その期間内に1年間の儲けとそれに対する税金を計算すればオッケーなのですが、皆さん今年のことを思い出してみてください。
申告期限ギリギリになって、あわてて申告書を作ったりしてませんか?
予想以上に儲かっていて、税金を計算したらびっくりする金額になっていたなんてことはありませんでしたか?
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で申告期限の延長が認められましたが、来年は申告期限通りになる可能性が高いのではないかと思われます。(今後感染者が増加するとわかりませんが)
申告期限間際になってあわてて作るよりも、今から準備していきませんか。
今(年内)から準備していくことで、さまざまなメリットがありますよ。
今から確定申告の準備を始めるメリット 節税対策ができる!
今から確定申告の準備のを始めることで節税対策に取り組めます。
申告期限間際に確定申告を作成してしまうと、経費を追加で計上することはできません。
当たり前ですが、翌年(2021年)になってしまっていますので、いくらそこで経費を使っても2020年分の確定申告には計上できないということです。
しかし、今ならまだ年内です。
今、経費を使うことによって、今年(2020年)の利益を減らすことができます。
小規模企業共済だって加入することができます。
11月、12月があるので、利益を見ながら税金を調整することができるということです。
そうやって節税するためには、現時点で儲かっているのかどうかを確認しなければなりません。
そのためにも、今から確定申告の準備を始めて、10月くらいまでの概算利益を計算することが必要になります。
儲かっていないのに節税対策をしても意味がないですし、節税対策をやり過ぎて赤字になってはいけません。
しっかりと、今の利益と今後の利益を見て対策を考える必要があります。
今から確定申告の準備を始めることで、申告期限間際ではできなかった節税対策に取り組めるというメリットがあります。
今から確定申告の準備を始めるメリット 税金の概算がわかる!
先ほどの話でも書きましたが、今から確定申告の準備をすることで現時点での概算利益がわかります。
今で言えば、10月までの利益を計算して、11月、12月の見込みの利益を足せば年間の概算利益を算出することができます。
あとは、税金を計算すればどれくらいの税金が必要なのかわかるということです。
申告期限間際になって、税金の額にびっくりするといったことから解放されます。
また、ある程度税金の額を予測することで納税資金を準備することができます。
今、税金の金額が概算でもわかれば、納税は数ヶ月先の話です。
数ヶ月後の納税に備えて、余裕をもって資金を準備することで税金に対する不安は少しは和らぐのではないでしょうか。
そのためにも、今から確定申告の準備を始めて、概算利益、概算税金を計算してみましょう。
今から確定申告の準備を始めるメリット 申告期限にあわてなくていい!
今から確定申告の準備を始めることで、申告期限間際になって慌てなくていいといったメリットあがります。
年内から始めるのであたり前と言えば、あたり前です。
しかし、余裕があることはとても大事です。
売上や経費の計上漏れがないか、しっかりと確認できます。
これが申告期限前だと、「生命保険料控除の証明書がない」、「領収書がない」とか言って、机をひっくり返して探さなければいけません。
今から準備しておけば、もちろんあわてて探すことはなくなりますし、今の時点なければ控除証明書なんかは、再発行の依頼をかけることもできます。
やはり何事も前もって準備しておくことが大事です。
まとめ
年内から確定申告に取り組むことで、メリットはあります。
大きなメリットはやはり節税に取り組めるということです。
そのためには現時点での利益を把握することが重要です。
今から取り組んで税金をコントロールしていきましょう。