おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
今回は、黒字決算に向けた月次決算の活用方法についてです。
黒字決算の基本は月次決算にあり!
「事業を黒字にしたい」、「会社の業績をもっと伸ばしたい」といった思いは経営者なら誰しもお持ちではないでしょうか。
黒字決算を実現している経営者に共通していることは、
月次決算を徹底活用していることです。
月次決算から業績の変化を読み取り、考え、そして経営に活かしておられます。
自社の業績に興味がない経営者はおられないと思いますが、いざ会計数値を目の前にしてしまうと、どのように見ればよいのかわからなくなってしまい、わからないから会計そのものに苦手意識をもってしまわれている経営者もおられるのではないでしょうか。
そんな経営者をサポートするために税理士がいるのです。
税理士も徹底活用して、自社の会計数字について少しずつ理解していけばいいのです。
そのためには、月次決算をして毎月会社の数字に触れていく必要があると思います。
月次決算は経営者の成績表!
月次決算は1ヶ月間の経営者の成績表です。
悪い成績表は見たくないなと思われるかもしれませんが、毎月向き合うことが大切です。
結果だけにとらわれず、悪いところは改善して、いいところはもっと伸ばしていくことに意味があります。
そのための、月次決算を見るポイントをお伝えします。
ポイントは
「売った」、「買った」、「儲かった」 です。
売上高(売った)-変動費(買った) =限界利益(儲かった)の3点を毎月確認しましょう。
売上は増えたのか減ったのか、変動費はどうなのか、利益率はどう変化しているのかといったところを確認します。
たったこれだけを確認するだけでも、月次決算を活用できていると言ってもいいです。
さらに、
限界利益 - 固定費(使った) =経常利益(残った) も確認しておきましょう。
固定費をいくら使ってどれだけの利益が残せたのか、固定費を使いすぎた、もしくは限界利益が少ないために、利益を残せなかったといったことを確認しましょう。
これらのポイントを毎月見ていけば、少しずつ会計数字が読めるようになりますし、数字の変化もつかめるようになります。
数字の変化をつかんで、原因を考えることで、会社の業績も変化していくはずです。
まとめ
月次決算をして、毎月数字の変化をとらえて、経営に活かしていけば会社の業績も良くなっていきます。
ただ会計に苦手意識を持たれている経営者もたくさんおられると思います。
そんな経営者のサポートができたらと思っています。
会計数字をわかりやすくお伝えするとともに、一緒に会社の将来について考えていける、そんな関係を築いていけたらなと思っています。
最終的には、自社の数字を自分で語れる経営者になってもらうのが理想です。
そうなれば「税理士はもういりません」と言われるかもしれませんが(笑)
でも、そうなればきっと会社も成長しているはずなので、目指すべきところはそこなのかなと思っています。