経営計画をもっと活用するための月次会議の進め方

おはようございます。

茨木市の税理士、三松です。

今回は、経営計画書を作成した後の月次会議での活用方法について解説いたします。

 

経営計画書と実績値を比較して、「なぜ?」を繰り返す!

「経営計画を作成たけど、その後の活用方法がわからない」、「経営計画を作成しても、作成しただけで終わってしまっている」なんてことを悩んでいる経営者もおられると思います。

社長が思いを込めて作った経営計画書も、経営に活かさなければ絵に描いた餅になってしまいます。

せっかく時間をかけて作った経営計画です。

毎月の業績検討に活用しなければ、経営計画を作成した貴重な時間が無駄になってしまいます。

 

経営計画書の月次会での活用方法は、実績との比較です。

経営計画書という会社の目標であるモノサシと毎月の業績とを比較するのです。

 

比較することで、「売上は目標通りに進んでいる」、「利益は目標額に到達していない」など計画値と実績値との差が明らかになります。

そして、差が生じている科目について、原因の分析です。

 

売上目標と実績値に差が生じている場合には、

 

「この差はなぜですか?」

 

と、自分自身に問いかけてみてください。

そして、それを4回繰り返してみましょう。

 

この差はなぜですか? → 営業ががんばらないから

なぜ営業ががんばらないんですか? → 既存業務で手がいっぱいで新規を開拓できていない

なぜ既存業務で手がいっぱいなんですか? → 業務の効率化ができていない。

なぜ業務の効率化ができないのですか? → 業務の仕組みづくりができていない。

 

じゃあ、まずは業務の仕組み(マニュアル)を作成して営業の効率化に取り組めば、新規が開拓できるようになって売上目標が達成できますね、という風になります。

 

こんな感じに、なかなかうまくいかないかもしれませんが、経営計画の数字と実績の数字を比較して、検討することで会社の業績は少しずつ改善されていくはずです。

 

社長が「なぜ」を考えることが重要です。

答えは必ず社長の頭の中にあるはずです。

「なぜ?」を繰り返すことで社長の頭の中が整理されて、答えを導き出すことができます。

 

目標を達成するための具体策も「何を?」「どうする?」を4回繰り返す!

実績と予算の比較ができれば次に考えるのが、今月の目標を達成するためにどうするかといったことになります。

その時も、「何を?」「どうする?」を繰り返してみましょう。

 

1つ対策が浮かべば、「他にはないですか?」と自問自答します。

なかなか思いつかない場合もありますが、対策は2つ以上ある方が望ましいです。

 

さらに、1つ1つの対策について、具体的にどうするのかを考えていきましょう。

先ほどのように「どうするんですか?」を繰り返すことで、対策の内容が具体化されていき、より実現性が高いもになっていくはずです。

 

このように、経営計画書を会社のモノサシとして活用して、業績が良ければ何がよかったのか、業績が悪ければ何が悪かったのかを社長が考えることで、会社がさらに発展すれば、経営計画書を作成してよかったと思えるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は自問自答で考えてみてくださいと書きましたが、コンサルタントや税理士さんと一緒に考えるのもいいと思います。

税理士が、経営計画と実績の差異を社長に確認することで、社長の頭の中が整理でき、何か経営改善のヒントをつかんでもらえればいいなと、私は思っています。

社長の夢がつまった経営計画書を活用して、さらに会社の業績が発展する、そんなお手伝いができればと思っています。

 

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