毎年1月は「今年こそお金を貯めるぞ」と意気込む人が多いそうです。
やっぱり年始には目標を決めて、新たに気持ちを高めたくなるものです。
「今年こそはお金を貯めるぞ」と思った人は家計簿をつけてお金の管理をしようとする人が多いみたいですが、そもそも家計簿は収入と支出を記載するものであって、それだけつけていも結果が出るだけで、お金が貯まるわけではありません。
確かに、家計簿をつけることによって、「今月は使いすぎたから、来月は抑えよう」といった考え方になることはプラスですが、なかなか翌月の出費も少なくするというのは難しいのではないでしょうか。
そんな時は
今年の予算を立ててみましょう!
予算を立てることで、目標金額を達成するためには、どうしたらいいかといったことが見えてきます。
また、会社経営においても予算を立てることは重要になります。
予算を立てるためのポイントは?
予算の立て方について見ていきたいと思います。
まずは、項目ごとに予算を振り分けます。
食費は5万円、交際費は2万円、携帯代は1万円、貯金は2万円
このようの毎月の使っていい金額(予算)を決めて、それ以上使わないとルールを作っておきます。
ここでのポイントは、貯金2万円を先に予算として計上していることです。
交際費や食事代などの予算を全部使いきっても、毎月2万円は貯金できることになります。
もう1点、お金のことなんであまり厳しい予算を立てないことがポイントです。
予算が厳しいと、すぐに予算オーバーになってしまい、やる気をなくしてしまいます。
せっかくやる気を出してお金を貯めようとしているのに、継続できなくなってしまっては本末転倒です。
余裕をもった予算の設定が、続けるコツだと思います。
あんまり甘いとなかなかお金が貯まらないという現実もありますが…
会社の経営も予算を立てることが大事
家計簿でのお話をしてきましたが、会社の経営でも予算を立てることは重要です。
帳簿は使ったお金の実績です。
売上がいくらで、経費をいくら使ったから、利益がこれだけ残っていますよというのが会計帳簿に表されています。
前月より使いすぎたとか、去年より抑えられていといった比較はできるかもしれませんが、今年はこのまま使ったらどうなるかといったことがわかりません。
もし、予算を立てていればどうでしょうか?
「交際は予算以内におさまっているし、消耗品費は少しオーバーしているが来月は支出が落ち着くから予算内におさまってくるな」とういうことがわかってきます。
予算通りに進んでいるということは、目標の利益に近づいているということがわかってきます。
また、予算をオーバーしている支出があれば、支出を抑えなければならないといった課題が浮き彫りになり対策が打てます。
このように予算は経営のモノサシとなってくれます。
このモノサシを基準に経営を行っていけば、目標数値を達成した良い決算を迎えられるのではないでしょうか。
だから会社経営にとっても、予算を立てることは非常に重要なことになります。
まとめ
「今年はいくらお金を残したいのか」といった目標に向けて1歩ずつ実践していくためのモノサシとして予算を作成することは重要です。
作成した予算通りに達成可能であれば、よりよくするためにはどうすればいいのか、今後継続していけるのかをさらに突き詰めていくことができます。
反対にうまく機能していかなければ、戦略や行動計画の見直し、予算を達成するための代替案を考えることが必要になります。
三松会計事務所では、顧問契約のお客様には予算作成のサポートをさせていただいておりますのでお気軽にご相談ください。
ぜひ、予算作成に取り組んで、目標利益を達成させましょう!