独立して3年目に入りましたが、まだまだ集客が課題です。
どうしたらお客様と出会えるのか?
どうしたらお客様に喜んでいただけるのか?
日々、試行錯誤中であります。
自分の存在意義を考える
お客様が自社を選び、商品やサービスを購入する理由は、それに価値を感じているからです。
飲食店であれば、「めちゃくちゃ美味しい」とか「サービスがいい」とか「オシャレでインスタ映え」するとか、人それぞれ何かしらの価値を感じているということです。
私(税理士)で言えば、「きっちりやってくれそう」とか「経営数字をしっかり見れるサポートしてくれそう」といったところに価値を感じていただけると嬉しいです。
ただし、その価値が機能的な価値や経済的な価値であれば、いろんなところに真似されて、最終的には価格競争に巻き込まれてしまいます。
税理士で言えば、
「申告書を作るだけ」、「税金を計算するだけ」、「帳簿を作るだけ」ではお客様に価値を与えられません。
もちろんそこに価値を感じるお客様もおられるとは思いますが、他社と比較するとなると料金の安さで勝負するしかなくなってしまいます。
お客様から選ばれ続けるためには、「どのようなお客様の、どのようなニーズに絞り込めば、決定的に重要な商品やサービスを提供できるか」を考えることが重要になります。
つまり、自社の存在意義はどこなのかということです。
飲食店が地元の食材にこだわった料理を提供する。
製造業であれば納期が早いなんかも強みになるかもしれません。
自社の存在意義を明確にすることで、それを求めるお客様をターゲットにするという経営戦略が生まれます。
ニッチな市場を探す!
強力な商品力やサービス力があれば、それを生かせる市場を追究することで、お客様に選ばれることができます。
しかし、中小企業ではそういった強力な商品力やサービス力がないことも多いです。
かくいう私も、強烈なサービス力があるわけではありません。
では、そういう場合はどうするのか?
ここは逆転の発想です。
「他社ができないこと」ではなく「他社がやりたがらないこと」を考えるのです。
他社がやりたがらないということは、競争相手が少ないということです。
そういった逆転の発想でニッチな市場を手に入れることを考えてみるのも一つの方法です。
「ニッチ戦略」というと、単に他社がやっていないすき間を狙うことだと思われがちですが、その本質は、決定的に重要な商品やサービスでありながら、競争に巻き込まれないことにあります。
競争がなければ、値段が高くても売れますし、値上げも可能になり、粗利益率を高めることができます。
粗利益率は経営において重要です。高ければ高いほどいいです!
こういった視点でニッチな市場を探し、競争のない市場を手に入れていきましょう!
まとめ
自社の存在意義を明確にするためには、「なぜ、お客様は自社からかわなかればならないのか?」ということを考えることが必要になります。
コロナ禍の今だからこそ、自社の存在意義を明確にし、対象にしたいお客様がファンになってくれるような商品や提供方法を考えてみましょう!