おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
「会社にもっと現預金を残したい」、「将来、自社ビルを建てたいな」、「早く借入金を返済したいな」
そんな、将来の目標を考え出しときが、経営計画書を作るチャンスです。
社長のビジョンに沿った経営計画書の作成
現状の業績把握も大事ですが、経営者は将来を見据えた経営もしていかなければいけないと思います。
経営者として将来会社をどうしたいといったビジョンを持たれてるいると思います。
現預金で1億円くらい持っていたいな。
1億円くらいの自社ビルを建設したいな。
借入金を早く返済したいな。
会社の将来像を考えたのなら、現状からの予測を行ってみましょう。
予測を行うことで、これらの目標を達成するために、今のままだったらどうなるのか、何年後に目標を達成することができるのかといったことが見えるようになってきます。
予測を行った結果…
今の利益のままだと、1億円貯まるまで20年くらいかかるな。
自社ビルを建てるなら融資が必要だからもっと利益を出して、純資産を高める必要があるな。
今のペースだと、借入金の返済に10年以上かかってしまうな。
そして、この結果を基礎として社長が思い描く将来像を経営計画書に落とし込むのです。
10年で1億円貯めたい。
純資産を1億円したい。
5年で借入金を返済したい。
社長の思いや目標を数字に落とし込んだ経営計画書が完成します。
目標に向けた経営改善の対策を考える
いつも言っていますが、経営計画書を作成しただけでは絵に描いた餅になってしまいます。
経営計画書を作成したら、その目標を達成するためにどいった取り組みを行うのかを考えなけらばなりません。
新規得意先の開拓をして売上を伸ばしていく。
新商品の開発に取り組んで、利益率を改善していく
広告費を増加させて、販売促進を行う。
固定費の削減に取り組む
不採算部門から撤退して、会社全体の利益を上げていく。
社長の将来ビジョンを達成しようと思う気持ちが強いほど、さまざまな取り組むが浮かんでくるのではないでしょうか。
社長が目標を達成するために真剣に考えることに意義があるのです。
そうして、社長が達成したいと思った目標の数字とそれを達成するための行動計画をまとめたものが経営計画書になります。
まとめ
資金繰りの悪化等による経営改善では特にそうですが、よくわからないけど銀行から提出しろと言われているから会計事務所に丸投げして作った経営計画書では意味がありません。
社長が考えて作る経営計画書だから意味があり、それに向かって行動するから会社の業績が改善され業績が発展するのだと思います。
会計事務所に丸投げはダメですが、一緒に考えることはできます。
社長と一緒に考えた経営計画書に向かって、業績改善に一緒に取り組みサポートするのが税理士の仕事だと思っています。
ぜひ、会社の将来像を考えられたときは、経営計画書を作成しましょう(^^)/