変動損益計算書の活用方法ー固定費を見る!

  • 2018年12月27日
  • 2020年6月15日
  • 会計

試算表や変動損益計算書の見方として、「売上高」、「限界利益率」に着目して分析を行うことを前回、前々回でお話させていただきました。

今回は変動損益計算書の「固定費」に着目したいと思います。

 

固定費とは、その名の通り、売上高が増えても減っても、毎月、固定的にかかる経費のことです。

例えば、人件費や地代家賃などの毎月定額で発生する費用のことです。

もっと言えば、売上がゼロでも発生する費用が固定費です。

この固定費をうまくコントロールすることが、利益を出すうえで重要になってきます。

固定費は次の視点からチェックしていきましょう!

 

前年の固定費と比べる

売上高や限界利益率と同じく、まずは前年の固定費と比較してみましょう。

固定費は「率」ではなく「額」で管理するのがポイントです。

 

前年より金額が増えているのか、減っているのかを確かめます。

もし大幅に増えている固定費があれば、注意が必要です。

詳細を確認して、なぜ増加しているのか原因を突き止めるようにしましょう。

 

限界利益の伸びと固定費を比べる

固定費を超える限界利益を生み出すことができれば、利益はどんどん積み重なっていきます。

つまり、限界利益の範囲内で固定費を使えば黒字になります。

逆に、限界利益以上に固定費を使ってしまうと赤字になります。

 

そのため、固定費と限界利益の対前年の伸び率に注目して見てみましょう。

固定費の伸びを限界利益の伸びの範囲内に収めることがポイントです。

 

固定費の増減の原因を確かめる

固定費は、「人件費」、「他の固定費」、「設備費」に大きく分けることがでます。

それぞれについて、大きく増えている、または減っている場合は、その原因を確かめることが大切です。

 

増えている場合は、その支出が本当に必要だったかを検証しましょう。

判断のポイントはその支出が売上に貢献しているかどうかです。

なんとなく毎年支出している経費など、売上に貢献していない固定費は削減を検討してみましょう。

 

また、経営者の判断ですぐに減らせる無駄な支出がないかどうかもチェックしましょう。

すぐに削減できない支出は「稼働率」に着目してみましょう。

いくら使ってもかかる費用が同じなら効率的に稼働させて採算性を上げることがポイントです。

 

固定費を部門ごとに比べる。

営業所別、地域別、部門ごとの固定費を確認することも重要です。

個々の部門で前年と比べて大きく増えている場合などは、削減できるか検討しましょう。

 

まとめ

固定費は売上高の変動に影響を受けない経費です。

成長期の会社にみられる傾向として、売上高の増加に連動して固定費も増加していることがあります。

そのような場合ですと、もし売上の増加が止まったり、売上が減少したら一気に赤字になってしまう可能性が高くなってしまいます。

コスト管理は利益が出ているときにこそ重要です。

売上高が増加しても経費の増加が上回れば利益が減少するのは当然です。

固定費の増加は将来の利益に貢献するか否かを長期的な視点で管理していく必要があります。

変動損益計算書の中で唯一、固定費は経営者がコントロールすることができるものです。

利益に貢献していない無駄な支出は削減して、しっかり利益を出していきましょう(^^)/

 

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