おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
今回は月次決算についてのお話です。
税理士のサポートを受けて自計化の体制を整える!
月次決算に取り組んで毎月の業績を確認したい。
毎月の資金繰りを見えるように月次決算に取り組んでみたい。
早期に利益を把握するために月次決算に取り組んでみたい。
そんな経営に対する思いを持ちながらも、どうやって取り組んでいけばいいかわからないといった悩みを抱えている社長も多いのではないでしょうか。
そんな時は税理士や会計事務所を徹底活用したらいいんです。
税理士は決算書をや税務申告書を作成することだけが仕事ではありません。
業績管理や資金繰りといった経営面のアドバイスもサービスとして提供しています。
税理士さんに「月次決算をするためにはどうしたらいい?」と聞いてみましょう。
さて、月次決算に取り組むためにはどうするか?
月次決算を活用するためには、まずは自計化に取り組む必要があります。
自計化とは、会計システムを利用して、会社が自ら日々の経理処理を行い、そして自分の手で月次決算書を作成できるようになることを言います。
もちろん、経理が苦手だと理由で処理を税理士や会計事務所に依頼することはできます。
しかし、それでは月次決算のデータが手元に届くまでに時間がかかってしまいます。
会計データは生ものと一緒です。
タイムリーなデータを把握しないと、経営に活用することはできません。
最もタイムリーに把握する方法が、自社で経理をすることです。
また、取引の内容は会社でないとわからないことが多いので、自らの手で経理を行う自計化が月次決算の仕組み作りの基礎となります。
自分が日記を書けるのは、自分の体験を自分で記録するからこそです。
自計化も同じで、会社自身でやるからこそ意味があると思います。
そのために、税理士や会計事務所のサポートを受けて自計化する必要があるのです。
経理処理は、その都度ありのままをこまめに記録していくのがポイントです。
あまりためこんでしうまうと、やる気がおきなくなってしまうからです。
税理士や会計事務所を徹底活用する!
自計化の重要性はおわかりいただけたかもしれませんが、いきなり自社で経理処理をやろうと思っても、なかなか難しいものがあります。
そんな時は税理士や会計事務所の徹底活用です。
自計化を始めるにあたっては、税理士や会計事務所のサポートを受けるのが一番の近道です。
それぞれの会社に合った社内の経理処理の進め方や、会計システムの効果的な利用方法を税理士が丁寧に教えてくれます。
また1ヶ月分の資料を預かって、基本となる仕訳を会計事務所があらかじめ入力しておき、それを確認しながらお客様が入力していくといった方法もあります。
「いきなり入力してください」と言われるのとお手本があるのでは大きな差があると思います。
また、仕訳辞書を設定することに、経理処理が格段に楽になります。
仕訳辞書とは、取引ごとにあらかじめ仕訳の設定をおき、そこから選択して仕訳を入力する方法です。
入力するときは、仕訳を選択して、「日付、金額、内容」といった簡単な内容を入力するだけになりますので、簿記の知識がなくても経理ができる便利な機能です。
科目の選択が省略できますので、経理業務の省力化にもつながります。
仕訳辞書を活用していない方は、一度税理士さんに聞いてみましょう。
このように、会計事務所のサポートを受ければどんな会社でも大きな負担なく月次決算の体制をスムーズに構築できるのではないでしょうか。
まとめ
月次決算に取り組みたければ会計事務所を徹底活用しましょう。
まずは、税理士や会計事務所のサポートを受けて自計化を軌道に乗せて、その後は定期的な監査を受けることが重要です。
監査を受けることで会計処理が正しくできているか、また数字の変動について異常がないかなどさまざまな角度からアドバイスを受けることができます。
定期的な監査を受けることで、月次決算の対外的な信頼性も上がってくるのではないでしょうか。
ぜひ、税理士や会計事務所を徹底活用して、自計化、月次決算に取り組んでいきましょう(^o^)