「簿記がわからないんで、帳簿つけれない」、「経理はめんどくさいので、会計事務所に全部お願いしたい」そういった思いの経営者様はけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
さて、まず帳簿をつける意味とは何なのでしょうか?
帳簿をつける意味とは?
経営者の方に何のために帳簿をつけるのかと質問すると次のような答えが返ってきます。
・決算をして税務署に申告書を提出するため。
・決算書を作っていないと、銀行から融資を受けられないため。
どちらも間違いではありません。でもその二つの理由だけでは帳簿をつける最大のメリットを享受できていません。
帳簿をつける最大のメリットは自社の業績内容を把握することです。毎月いくらの利益がでていて、いくらお金が残っているのか?そういった会社の数字を把握するために帳簿をつける意味があると私は考えます。
たとえば、会社経営を車の運転に例えると…
1人で車を運転していたとします。
突然、ガソリンの残量計が狂い始め、この車があとどれくらい走ることができるのわからなくなりました。スピードメーターも故障して、どれだけスピードが出ているのかもわかりません。こうなると自分の勘を頼りに運転しなければなりません。
さらにカーナビも故障して道に迷い、追い打ちをかけるように霧が濃くなり、前方の視界が失われるといった悪夢のドライブです。このようなことは現実となってほしくないものです。
車の運転を会社経営におきかえてみれば、次のようなイメージではないでしょか。
ガソリン ⇔ 資金
スピード ⇔ 日々の売上仕入取引
カーナビ ⇔ 今日までの業績の状況
視界 ⇔ 今後の業績見込み
会社経営の運転が「悪夢のドライブ」にならないためにも、帳簿しっかりつけて業績把握をしていかなければならないのではないでしょうか。
でも、帳簿をつけるのは難しいのでは?
簿記の知識がない方にっとて、経理はとっつきにくいと言いますか、帳簿をつけるのはとても難しいように考えられていると思います。
しかし現在ではパソコン会計ソフトの発達やAI(人工知能)の発達により誰でも簡単に帳簿をつけられるようになってきております。詳しい内容については又別の記事で書かせていただこうと思いますが、本当にめちゃくちゃ簡単です。
今は帳簿は会計事務所に任せてるけど、利益をもっと早く把握したいとか、業績管理に試算表を使ってみたいと思っておられるの経営者の方は、ぜひ一度、自社での帳簿作りに取り組んでいただきたいと思います。
もし、もっと詳しく教えてほしいといったご相談がありましたら、軌道にのるまでお手伝いさせていただきますので何なりとお申し付けください。
自社で帳簿をつけて経営に活かしていきましょう!