ダイヤ精機の社長に学ぶ

  • 2019年1月28日
  • 2020年6月23日
  • 考え方

 

先日、諏訪貴子さんの講演に参加してきました。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、町工場を経営していたお父様の急逝で、専業主婦から一転、経営者に転身された方で、ダイヤ精機の社長さんです。

ドラマにもなった「町工場の娘」の著者でもあります。

きれいな方ですし、私が尊敬する経営者の一人でもあります。

 

経営手腕がすごい

取引先の銀行と大喧嘩したり、銀行から合併の話を持ち掛けらると、「半年で結果を出すと」たんかをきったそうです。

すごい男前な社長です(笑)

 

結果を出すために、リストラを断行して「社員を守れなかった」という辛い思いもしたようです。

 

改革のための会議を開くのですが、会議と名がつくと誰も意見を言いません。

そこで、「なんでもいいから会社と社長の悪口言ってー」という提案をすると、いろいろな意見が出るようになったそうです。

これを「悪口会議」と呼んでおられ、悪口も問題点と同じで改善されれば、それが会議になるとおっしゃっていました。

発想の転換が大事ということでしょうか。

 

また、社員さんの意識改革をするため、「整理・整頓」から始めたそうです。

整理とは「いるものといらないものを区別して、いらいないものを捨てること」、整頓とは「いるものを、いつでも取り出せるように、使いやすく並べること」だそうです。

整理・整頓することで、工場がきれいになり従業員さんは業務効率を実感するようになったそうです。

 

そして、社長就任後、1年ほどで業績をV字回復させるほどの手腕を発揮されました。

 

その後も3年計画で改革を断行していかれます。

1年目は、さきほどの整理・整頓も含めた5Sや5ゲン(現場・現物・現実・原理・原則)主義やPDCAなどの考え方を社員さんに説かれ、意識改革に取り組まれました。

 

2年目は新しい機械の導入やIT化に取り組まれます。

職人さんなど、職歴が長い人ほど、変化を嫌がるものですからこの改革もたいへんだったのではないでしょうか。

 

3年目は、改革したことの維持、発展、継続に取り組まれました。

 

そうして、3年後に社員さんが口々に「俺たち新生ダイヤだからな」って言うようになったのをみて改革は成功したのだと思ったそうです。

 

変化を恐れない

諏訪貴さんの講演を聞いて、経済情勢が激動の時代、変化を恐れていては勝ち残っていけないということを改めて感じました。

自分も長年やってきたことが変わるとなると、いくら便利になると説明されてもなかなか前向きになることができない面があります。

でも、それではダメなんだということに気づかされました。

 

また、変化を恐れないということを中小企業の社長様に伝えて、業績改善を手助けできるようにならなければならないと、強く思いました。

 

諏訪さんが従業員さんの意識改革を行ったように、税理士として社長の意識改革のお手伝いができるように、なりたいと思います。

ドラマは見ましたが、原作本はまだ読んだことがないので、ぜひ一度読んでみたいと思います。

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