部門別業績管理の部門設計のポイント!

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こんにちは。

大阪の税理士、三松です。

今回は、部門別業績管理についてのお話です。

 

経営者が求めている事業単位で部門別業績管理を行う。

会社全体では黒字、もしくは赤字であっても、部門別に分けて見てみると、黒字部門、あるいは赤字部門があるはずです。

この部門ごとの利益を明確にするために行うのが、部門別業績管理です。

 

部門別業績管理は、店舗別、工場別、などさまざまな部門が考えられます。

 

この部門の区分については、経営者が何を求めているかを把握して、経営者の求める事業単位の部門を設定する必要があります。

 

そして、その事業単位を変動損益計算書で表示することにより、損益分岐点売上高、限界利益率などを部門別に把握することで、経営に活用することができます。

 

飲食店で店舗展開している場合には、店舗ごとの限界利益率の違い、固定費をどれくらい使っているかなどが明確になり、まさに経営者が欲しい財務管理資料が作成されることになります。

 

部門別業績管理と変動損益計算書を合わせて活用することにより、経営者が企業の経営成績を正確に把握し、経営戦略を考えることができます。

 

部門別業績管理のための部門設計のポイント

経営者の求める事業単位を念頭に置きながら、次のポイントもチェックしながら部門を作成していきましょう。

 

まず、最小事業単位は、現在の現場データから収集可能かどうか確認し、不可能なら収集にどれだけコストや労力がかかる確認しましょう。

あまりにも、労力がかかる場合は、もう少し広い事業単位を検討するべきだと思います。

欲しいデータとそのデータの作成にかかるコストや労力のバランスを考え、段階的な運用も視野に入れて、どのように部門別業績管理をするか決定しましょう。

 

また、会計データはタイムリーに把握することで、今後の経営に活用することができます。

部門別損益計算書の作成に時間がかかり、タイムリーな業績確認ができなくなってしまうと本末転倒です。

部門別の集計に要する時間などを考慮しながら、部門の設計を検討しましょう。

 

部門別業績管理は、経営者の求める事業単位で部門を作成するべきですが、あまり細かくなりすぎると部門ごとの集計に労力や時間がとられてしまいます。

そうならないためにも、部門を設計する際にしっかりとした検討が必要になります。

 

まとめ

部門別業績管理を行うことで、経営に活用できる財務資料を詳細に把握することができます。

部門別の設計については、集計にかかるコストや時間とのバランスを考える必要があります。

 

しっかりとした部門を設計して、部門別業績管理を経営に活用していきましょう(^^)/

 

 

 

 

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