おはようございます。
大阪の税理士、三松です。
今回は、固定費の削減についてのお話です。
予算を作成して固定費を下げる!
固定費とは、売上の増減にかかわらず毎月、発生する費用のことをいいます。
人件費、事務所や店舗の家賃、水道光熱費やコピー機のリース料なんかが固定費に該当します。
固定費をできるだけ抑えることができれば、少ない粗利益でも利益を計上することができます。
固定費を下げるためには、その固定費の売上への貢献度を確認するとともに、予算を作成することが必要です。
つまり、経営計画で今期(今月)は固定費をここまで使っていいという基準をルール化するのです。
交際費など予算を決めることで、いくらまで使っても大丈夫なのかといった基準ができます。
旅費規程を見直して、旅費交通費の予算を決めたり、備品購入を規程化をして備品消耗品費の予算を決めます。
そして、常に予算と比較してどうなのかということを意識し、実績と比較して数字を見ることが重要です。
そすることで、無駄な固定費の支出をなくし、固定費を削減することができます。
儲かっているときこそ、固定費を抑えることに取り組みましょう!
売上が伸びて儲かっているときは、気持ちも緩んでしまい固定費も多く支出してしまいがちです。
売上が伸びている分だけ、固定費も増加しても大丈夫なんじゃないかと思われているかもしれませんが、それは間違いです。
なぜなら、固定費は売上の増加に関連しない費用だからです。
売上が伸びているからといって固定費も増加していると、いざ売上の伸びが止まったときに、固定費はすぐに下げることができないので、すぐに赤字に陥ってしまう可能性が高くなります。
売上が増加すればするほど、売上に対する固定費の率は下がっていかなければなりません。
そのためにも、儲かっているときこそ、固定費を抑えることを意識しなければなりません。
まとめ
固定費を下げることで、資金繰りもよくなってきます。
固定費を下げたいと思われるなら、まず予算を立ててみましょう。
予算を立てることで、使える限度額が決まります。
その予算を目安に、利益に結びつく効果的な経費を使いましょう。