なぜ会社にお金が残らないのか?

これだけ頑張って稼いでも会社にお金が残らない!

そんな悩みをお持ちの社長も多いと思います。

なぜ会社にお金が残らないのか?会計の視点から考えていきたいと思います。

 

借入金の返済分の利益が出ていない!

会社が儲かっているのにお金が残らない理由の一つに借金の返済に充てるだけの利益を出していないことが挙げられます。

 

会社に利益が出る⇒その利益に対して法人税がかかる⇒法人税を支払った残りの利益から借金を返す。

 

会社に利益が残っているといっても借金がある場合、税金を支払ったあとの残りで借金の返済をしなければなりません。

この考え方を理解していないと、会社は儲かっているのにお金が残らないとなってしまいます。

 

例えば年間210万円の借金を返済しないといけないとします。

会社に210万の利益を出しても約30%の法人税(63万円)がかかるので法人税を払った後に残るのは147万円(210万円-63万円)です。

残った利益が147万円では210万の返済をしてしまうと会社のお金はマイナスになってしまいます。

年間210万円の返済をするためには300万円の利益が必要になるということです。

 

この考え方をわからずに法人税を支払うのが嫌だからといって利益を圧縮するとさらに会社にお金が残らなくなってしまうので注意しましょう!

 

固定費が大きすぎる!

そもそも会社に利益が出ていないと会社にお金が残りません。

利益が出ていない理由の一つに固定費が大きすぎるということが考えられます。

 

役員報酬が高すぎる、交際費が多い

 

などなど、無駄な経費で固定費が大きくなりすぎている場合は対策が必要です。

売上や仕入れはなかなかコントロールできるものではありません。

しかし、固定費については唯一といって自社でコントロールが可能です。

 

固定費の支出は社長の決断一つでおさえることができるのです。

固定費をコントロールして利益を出して会社にお金を残していきましょう。

 

固定費を上回る粗利益を稼げていない!

無駄な経費を削減して適正な固定費になったとしてもそれを上回る粗利益を稼げていないと会社に利益が残りません。

 

粗利益が低い理由としては

 

販売価格が安い。

仕入れが高い。

値引きをし過ぎている。

販売数量が足りてない。

 

などさまざまな理由があります。

 

さまざまな角度から検証し、粗利益、粗利益率を高める努力をしていきましょう!

 

まとめ

会社にお金が残らない理由を挙げてみました。

やはりしっかりとした利益を出さないと会社にお金は残っていきません。

お金が残らなければ事業の継続が困難になります。

会計でしっかり数字の確認をして利益を出して会社にお金を残す体質にしていきましょう。

 

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