銀行から融資を受けるために必要なのが試算表です。
決算が終わってすぐに融資を申し込む場合は決算書だけで済むかもしれませんが、決算から数ヶ月経過している場合は必ずといっていいほど試算表の提出を求められます。
ですので試算表を毎月作成しておけば融資がスムーズに進むのです。
銀行が試算表を求める理由
銀行が融資を判断する際に重要視するのが会社の返済能力です。
貸したお金がきっちり返ってくるのかということを一番気にしているからです。
返済能力の判断に必要なのが試算表です。
試算表は進行月（融資申込み時点）までの売上であったり利益が数字として確認できる書類です。
前期の決算の数字が良かっても、一気に業績が悪くなっているかもしれません。
逆に前期の決算は悪かったけど今期は業績が良くなっているかもしれません。
銀行は現状の会社の状況を確認するために銀行は試算表の提出を求めるのです。
試算表を毎月作るためには自社で経理する
タイムリーな試算表を銀行に提出するためには、自社で経理して試算表を作成する必要があります。
税理士に請求書や領収書等の資料を渡して、試算表を作成してもらうといった方法もありますが、やはりタイムラグが生じます。
資料を預かって、それを税理士事務所で入力してとなると時間が必要になるからです。
銀行から試算表を出してくださいと言われてから税理士に資料を渡して「試算表作ってください」とお願いしてもすぐにできるものではないのです。
試算表がすぐにでてこないと銀行は「この会社は経理が杜撰な会社だ」とマイナスのイメージを持ってしまいます。
そうならないために、自社で経理をすることをおすすめします。
日々の経理をすることで、タイムリーに業績が把握できいつでも銀行の求めに応じて試算表を提出することが可能になります。
タイムリーに業績を把握することができれば数字を意識も高まり業績も良くなっていくという相乗効果が得られるかもしれません。
経理が苦手だなと思われる方は経理をサポートしてくれる税理士を選択してみるのはいかがでしょうか？
今はシステムがどんどん便利になってきていますので、税理士のサポートがあれば経理初心者や苦手の方も簡単に経理ができるようになっています。
税理士にサポートしてもらいながら自社で経理できる体制を作って、試算表を毎月作成して、融資をスムーズに受けられる会社にしていきましょう。
まとめ
毎月の試算表を作成することで銀行融資がスムーズに受けられるようになります。
試算表を作成することによって数字を意識するようになり、経営も良くなるはずです。
税理士に経理を丸投げするのではなく、経理をサポートしてくれる税理士を検討してみましょう。
P.Sトラキチ税理士の独り言
中日ドラゴンズ相手に甲子園で3連勝！
少しだけ希望が見えてきた感じがします。
奇跡のドラマへ、今日からの神宮3連戦もまずは目の前の試合を一つずつ勝っていきましょう！