「経理めんどくせー」
経理が苦手な方は、日々さけんでおられるかもしれません。
しかし、事業を続けていくうえで、経理をすることは避けて通れません。
個人事業主であっても、会社であっても税務署に税金の計算をして申告をしなければいけません。
それ以前に、自分の事業が儲かっているかわらなければ、事業は成長しませんし、倒産してしまう可能性だってあります。
だったら、「経理めんどくせー」から経理を楽にする方法を考えて取り組んでみませんか。
経理を楽にする方法1 預金のデータを連携させる!
今の会計システムって、預金のデータはほとんど入力しなくていいってご存知ですか?
当事務所が推奨しているTKCシステムはもちろんのこと、各メーカーさんの会計ソフトも預金データと連動させることができます。
インターネットバンキングを利用していることが前提条件にはなりますが、会計ソフトと預金データを連動させることで、大幅な経理業務の省力化につながります。
ちなみに、預金取引の仕訳って全仕訳の何割くらいあるかわかりますか?
なんと、全仕訳の約4割が預金取引の仕訳と言われています!
会社の取引内容にもよりますが、4割の仕訳の入力が削減できると大きいですよね。
通帳の動きが激しい会社にとっては、めちゃくちゃ経理業務の時間短縮ができちゃいます。
会計ソフトと預金データを連動させることで、経理が楽になることは間違いありません。
経理を楽する方法2 電子マネーやクレジットカードを連携させる!
今度は、電子マネーやクレジットカードと会計ソフトを連動しちゃいましょうということです。
預金データと同じく、ペイペイやICOCA、楽天Edyといった電子マネーやクレジットカードの取引データを会計ソフトと連動することができます。
消耗品の購入など現金支払いしていたものを、電子マネーやクレジットカード支払いにすることで、経理が楽になります。
現金の取引というのは、経理を記帳するのもめんどくさいですし、特に残高管理がたいへんです。
現金支払いの取引を電子マネーやクレジットカード決済に支払い手段を変えるだけで、仕訳の入力がいらなくなって残高管理もしなくてよくなっちゃいます。
もちろん、すべてのお店で電子マネーが使えるわけではないので、完全に現金をなくすことはできないかもしれませんが、大幅な経理業務の省力化が図れるのではないでしょうか。
「経理がめんどくせー」と思われている方は、支払手段を変えて会計ソフトとデータ連携することがおすすめです。
経理を楽する方法3 仕訳辞書を活用する!
会計ソフトによって名称は違うかもしれませんが、ほとんどの会計ソフトには「仕訳辞書」というあらかじめ定型の仕訳を登録しておく機能がついています。
この仕訳辞書機能をフル活用することで経理が楽になっちゃいます。
つまり、日々よく出てくる取引を仕訳辞書に登録しておくのです。
例えば、よく接待で使う飲食店があるのであれば次のように登録しておきます。
経理を楽にする方法4 他社システムと連携する!
最後は他社システムと連携しちゃいましょうという機能の説明です。
経理部門でよくあるのが、販売管理については販売管理のソフトで管理して、そのデータをまた会計ソフトに入力するという作業が行われています。
なぜか販売管理のシステムであったり、エクセルで業績管理のデータとかが経理ソフトとは別で作らていたりします。
はっきり言って二度手間です!
その二度手間をなくして、経理を楽にしてしまいましょうということです。
販売管理システムであったり、エクセルでのデータをそのまま経理ソフトに読み込ましてしまいます。
今まで二度打ちしていたものが、一瞬で取り込めてしまいます。
劇的な経理業務の改善になるのではないでしょうか。
販売管理システムなどのデータは、CSVで出力して、経理ソフトに読み込ませます。
ここまでの機能は(お値段が)そこそこの会計ソフトでないとできないかもしれませんが、経理業務の効率化が会計ソフトの価格以上に改善するのであれば、取り組んでみる価値はあるのではないでしょうか。
まとめ
経理を楽にする方法を取り上げてみました。
経理に取り組めば、税務申告だけでなく、経営に活用できる重要なデータを得ることができます。
経理業務を効率化すれば、それだけ時間が生まれます。
その時間を、さらなる業績アップに活用していきましょう。