会計は過去の事、でも過去を知れば未来が変わる!

会計は過去の数字をまとめたものです。

だから未来の数字(売上や利益)を上げるために会計は役に立たない。

そう思っている社長さんも多いはずです。

はたして本当に会計は役に立たたないのでしょうか?

過去を知ることできっと未来は変わるはずです。

会計は過去を知る大事なツール!

よく会計は過去の事だから興味がないということを言われる方がおられます。

社長は今月、もっと言えば今日の売上、利益を上げるために現場で戦っているわけですから過去の数字を聞いたところで、「今が大事なんだ」となってしまうのも当然だと思います。

 

しかし現状を知らなければ未来を変えることはできません。

 

現状の売上がこうだから目標数字を達成するためにはあと何件新規開拓が必要だな」

「利益率が下がっているから利益率の高いA商品の販売を促進していこう」

 

会計で過去の数字を知ることで現状分析ができ、未来を変えるためにどういった行動をしていけばよいかを明確に考えることできるのです。

会計は過去のことだからと蔑ろにせず、しっかりと数字と向き合うことが経営に良い影響を与えてくれるはずです。

 

会計で未来の数字を変える!

会計で未来は本当に変わるのか?

次の事例で見てみましょう。

 

A商品 前期 当期
売上 100 100
原価 30 60
粗利 70 40
固定費 50 50
利益 20 △10

 

このA商品は前期まで20円の利益が残る商品でしたが、当期においては原材料の高騰により原価が2倍になり利益が△10円になってしまっています。

売れ行きが良いからといってこのままA商品を売り続けるとどうなるでしょうか?

 

会社は赤字に転落してしまいます。

 

A商品を売れば売るほど赤字が膨らむからです。

 

しかしこの状況を知っていれば値上げに踏み切るなど、赤字にならないための対策を打つことができます。

対策を打つことで未来の数字(利益)を変えることができるのです。

 

極端な例示ではありますが会計で過去を知るという事はこういうことを意味するのです。

 

適正な会計で良き経営判断を!

会計で過去の数字を知って未来を変えるためには適正な会計処理が必要です。

そもそも過去の数字が間違っていると適正な経営判断ができません。

正しい数字だからこそ、正しい経営判断ができるということです。

 

もう1点、会計は新鮮なものでないといけないと思っています。

2ヶ月前、3ヶ月前、半年前の数字に基づいて経営判断をしたところで良い結果を得られるのでしょうか。

既に手遅れになっている可能性もあります。

また数字はどんどん変化していきます。

やはりリアルタイムに業績を把握し、その数字に基づいて経営判断を行うのがベストです。

そのために月次決算を大事にしてほしいという思いです。

 

まとめ

会計で過去の数字を知って、未来を変える経営判断に活用してほしいというのが願いです。

経営判断に役立つ会計データの作成もサポートいたしますのでご相談いただければ。

会計をもっと経営に役立てていきましょう!

 

お問合せフォーム又はLINEからお問合せください。

 

P.Sトラキチ税理士の独り言

来週は甲子園のチケット争奪戦!

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大事な事なので3回言いました。

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