資金繰りが厳しくなった場合に頼るのが銀行です。
銀行から融資を受けることによって資金繰りのピンチを乗り切ることができるからです。
ただ、どんな企業であっても融資を受けられるわけではありません。
スムーズな融資を受けるためにも、常日頃から銀行との信頼関係を築いておくことが必要になります。
業績報告は資料と一緒に!
銀行から融資を受ける場合に、まず聞かれるのが会社の現在の業績です。
自社の業績を詳しく伝えるためにも、月次試算表などの情報提供に有効な根拠資料を一緒に提出しましょう。
月次試算表を一緒に提出することにより、「原材料が高騰している」、「売上が減少している」など現状が数字でわかりますし、また今後の資金繰りの推移などもわかり、業績をより詳細に伝えることができます。
銀行側においても今後の業績予測がしやすくなり、「このタイミングで資金が必要になる」といったことが明確にわかり融資の実行に移しやすくなります。
もちろん、融資を申し込む際には試算表の提出を求められるのですが、こちらから融資相談の段階で月次試算表を提出すればより良い印象になるのではないでしょうか。
お金を借りる側の企業が、積極的に情報開示することで銀行との信頼関係の構築につながります。
自社の現況をタイムリーに伝えていく
先ほども書きましたが、積極的に情報を開示していくことが銀行との信頼関係の築き方です。
つまり、月次試算表など資料を提供して自社の現況をタイムリーに正しく伝えていくことが重要になってきます。
ここでやっていただきたいのが、毎月月次試算表を銀行に提出することです。
毎月月次試算表を銀行に提供することで、銀行側もタイムリーな業績を把握することができますし、企業の業績の変化に敏感になります。
何より自社の状況を知ってもらって気にかけてもらうというのが、信頼関係を築く第一歩なのではないでしょうか。
資金繰りが厳しくなったからといっていきなり融資相談に来た会社より、毎月業績を報告していて数ヶ月後に資金繰りが厳しくなりそうだといって相談に来た会社、どちらが融資を受けられる可能性が高いでしょうか?
もちろん後者です。
そのために、毎月の月次試算表を提供することが必要になるのです。
現在はコロナ禍の影響もあり、銀行に月次試算表を持っていって説明するといったことは難しくなっています。
そこで活用いただきたいのが、当事務所がおすすめしているTKCシステムの「TKCモニタリング情報サービス」です
TKCモニタリング情報サービスでは決算書や月次試算表のデータを銀行に自動的に開示することできます。
ですので、銀行にわざわざ出向いて決算書を持って行ったり、担当者に決算書を預けたりする必要がなくなります。
もちろん、決算書のコピーを取る必要もなくなります。
コロナ禍の非接触対応にピッタリです。
特に「月次試算表提供サービス」では、銀行が自社の状態の変化にいち早く知ることができます。
TKCモニタリング情報サービスを活用して、積極的に情報開示することで銀行との信頼関係を高めていただきたいです。
まとめ
銀行との信頼関係を築いていくためには、正確でタイムリーな自社の状況を積極的に開示することが必要です。
銀行との信頼関係を築いて、融資をスムーズに引き出せる関係を構築していきましょう。
P.S 虎キチ税理士の独り言
湯浅投手のアツアツのピッチングでしびれるゲームを勝ってCSファイナルステージに進出した阪神タイガース。
まだまだ野球を楽しめることに感謝して、今日からファイナルステージしっかり応援していきます。