おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
今回は創業融資についてです。
創業融資は受けておく方がいいのか?
創業時のお金の不安を解消するために、創業融資を受けておくことはいい選択だと思います。
事業がうまく軌道にのらず、資金不足になってから融資を申し込んだとしても、創業から1年、2年と経過していると実績で判断されるため、赤字の場合は融資を受けられない可能性が高くなってしまいます。
その点、創業融資は実績がないために今後の事業見込みで融資判断が行われるため、比較的融資を受けやすいといった側面があります。
もちろん、あまりにも実現可能性が低い事業計画や自己資金不足などは、融資を断られる可能性がありますが…
そういったことから、創業時には創業融資を受けておくことをおすすめします。
創業融資を受けるためのチェックポイント
脱サラして起業しようといった方などは、事業資金を借りる際にどういったことを確認されるのか、自分は本当に融資を受けることができるのかと不安なられると思います。
そこで、日本政策金融公庫や専門家に相談に行った場合に確認されるであろう質問をご紹介いたします。
自己資金はどれだけありますか?
創業融資を受けるからといって自己資金ゼロでは、融資を受けられません。
自己資金をどれだけ貯めているかがポイントとなります。
創業資金の3割くらいは、準備しておきたいところです。
創業するビジネスに関する経験はどれくらいありますか?
新たに事業を始めるとはいえ、そのビジネスに関して経験がある方が融資が有利になる可能性があります。
自分の経験を語れるようにしておきましょう。
資金はどれだけ必要ですか?
必要な資金が明確になっていないと、ビジネスに対して真剣に取り組んでいないと見られる可能性があります。
できるだけ多く借りたい気持ちはわかりますが、ある程度の根拠を説明できるようにしておきましょう。
ビジネスに必要な許認可をとっていますか?
許認可が必要なビジネスについては、許認可がなければ事業を行うことができません。
必要な許認可を取得してから融資を申し込むようにしましょう。
商品・サービスの特徴、ターゲットの顧客は明確ですか?
商品やサービスに特徴がなければなかなか売れません。
またターゲットの顧客が明確になっていない場合、売上見込みを確保することが難しくなってしまいます。
自社の商品やサービスの強みは何なのか、その商品やサービスをどういった顧客に販売するのかといった営業戦略を明確にしておきましょう。
借りたお金の使い道は?
どんぶり勘定の経営者では、なかなか融資を受けることができません。
商品の仕入れに必要だとか、設備の購入に必要だといったように、資金が必要な理由をしっかり説明できるようにしておきましょう。
販売促進の具体的な方法はなんですか?
売上を確保するためには、販売促進はかかせません。
どういった方法で営業活動をして売上を確保するのか説明できるようにしておきましょう。
個人の借入れや税金の滞納はありませんか?
消費者ローンやカードローンで多額の借入れがある場合や、クレジットの延滞、税金の滞納があると融資を受けることができません。
信用情報は確認されますので、該当する方は融資は難しいと思っておいた方がいいでしょう。
まとめ
融資を受ける際や、専門家に相談する際に、こういった質問受けることになります。
上記の質問が明確に回答できるようであれば、融資の可能性が高まります。
当事務所でも、創業融資のご支援の際には、上記の質問をお客様にさせていただいております。
質問の回答から融資を受けるためには、どうすればいいかといったアドバイスをさせていただきます。
創業融資でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください(^^)/