「脱サラして飲食店をやりたい」、「新たに会社を設立して独立したい」といった大きな希望をもって創業をされることは素晴らしいことだと思います。
そんな創業者の方を私も応援したいです。
創業融資でお金の不安を解消しておく
さて、事業を新たに始めるにあたって不安になるのはやはり資金です。
会社員であれば、毎月25日とか決まった日に給料が振り込まれていましたが、独立するとなるとそういった安定はなくなります。
しっかり売上を上げて、利益を稼ぎ出さないと生活費は出ないことになります。
また飲食店などの店舗やオフィスを開設にするにあたっては敷金や備品の購入などの設備資金が初期投資として必要になります。
事業がすぐに軌道にのればいいのですが、そういった保証はどこにもない状況で、やはり資金の不安は消えません。
そういった不安を解消するために、お金を融資をしますよといった制度が創業融資です。
創業融資は「日本政策金融公庫」、「地方自治の創業融資」、「民間の創業融資」で受けることができます。
創業時にお金を借りてくおくべき理由
「お金を借りると返せなくなるなると嫌なので、自己資金の範囲内で創業したい」と考える経営者も多いのではないでしょうか。
私もできれば自己資金だけで開業したいなと思っていました。
しかし、もう一度考えて見てください。
さきほども書いたように、創業後に事業が計画通りにうまくいく保証はありません。
計画通りにうまく進まず、売上や利益が上がらない状況が続くと、遅かれ早かれ資金がなくなってしまいます。
そんな時にあわててお金を借りに行っても…
実績がなく、業績もよくないため、簡単に融資してもらえません。
一方で創業融資ではどうでしょうか。
創業の時は実績がありませんので、金融機関は「自己資金の額」や「経験」、「事業計画書」を見て融資の判断をします。
自己資金があり、事業計画書がしっかりできているなど、一定の条件がそろっていれば、ほぼ融資を受けることができます。
しかし、開業して半年以上が過ぎると、業績がどのように推移しているかが重視されるようになります。
そうなると業績があまりよくない場合、貸す方も「ここに融資するのはリスクが高い」と判断するため、簡単に融資してくれなくなります。
さらに、創業後1年以上立って、業績がうまくいかず、業績改善のために融資をお願いしても、さらに融資が厳しくなる可能性が高いです。
そして資金不足に陥って、最悪の場合は廃業といったケースもありえるでしょう。
そうならないためにも、創業時には創業融資を受けて資金を十分に持っておくべきだと思います。
プラス思考の考え方で、借りたお金をどう活かすかが大事!
お金を借りても返せなくなるなると嫌だなと思う気持ちもわかりますが、そういった考え方ではなく、
借りたお金をいかに早く返せるか、そのためにはそのお金をどう活かすかが重要です。
返せなかったらといったマイナス思考ではなく、プラス思考の考え方を持ちましょう!
お金があれば広告宣伝もできますし、売上を上げるためのさまざまな取り組みを行うことができます。
そういったプラス思考の考え方ができる経営者の事業の業績は伸びていくと思います。
また、ほとんどの金融機関は「今、お金を借りないとつぶれます」といった経営者にはお金を貸してくれません。
逆に、「資金的に余裕のあります」という経営者に貸したがる傾向があります。
そのためにも資金に余裕をもつことは大切です。
資金に余裕を持っておくためには、一番借りやすい、創業時にお金を借りて、事業を成功させましょう(^_^)
まとめ
創業時が一番融資を受けやすい状況です。
創業してから、業績がうまく伸びず資金が不足してからでは、融資を受けるのは難しくなってしまいます。
事業が軌道に乗るまで安心して経営できるように、創業融資を受けて余裕資金を持っておきましょう!