試算表はどこを見る?社長が毎月確認したい6つの数字!

「税理士から毎月試算表をもらっているけれど、正直どこを見ればいいのか分からない」

そんな経営者の方も多いのではないでしょうか。

試算表にはたくさんの数字が並んでいますが、社長がすべての数字を細かく確認する必要はありません。

まずは、会社の状態を把握するために重要な数字を毎月確認し、その変化を見ることが大切です。

今回は、数字が苦手な経営者の方にも確認していただきたい、試算表の6つの数字について解説します。

 

そもそも試算表が2〜3か月後にしか完成していない場合はこちら

社長が試算表で毎月確認したい6つの数字

①売上高

まず見ていただきたい数字は損益計算書の売上高です。

 

売上高といえば社長が一番気になる数字ではないでしょうか。

経営数字に興味がなくても売上高だけは確認している社長も多いでしょう。

 

今月いくら売れたのかだけでなく、

前月と比較してどうなのか?去年と比較してどうなのか?といったことも確認するようにしましょう。

現在の売上がどういう推移で変化しているのかを読み取り今後の対策を考えることができます。

 

②仕入高

続いて確認していただく数字は「仕入高」です。

今月の売上を上げるためにいくらの原価を使ったのか?

原価は高騰していないかなど、こちらも前月や前年同月と比較して確認するようにしましょう。

 

③粗利益・粗利益率

そして、「粗利益(試算表の表示は売上総利益)」を確認します。

粗利益は会社の商品力ともいえる大事な数字です。

粗利益は金額だけでなく粗利益率も一緒に確認するようにしましょう。

 

粗利益率が高いほど、売上から会社に残る利益の割合が大きくなります。

ただし、最終的に会社が儲かっているかどうかは、固定費なども含めて確認する必要がありますが、粗利益をどうやって高めるかを考えることは会社にとってとても重要なことです。

 

売上だけの確認にとどまらず、粗利益率までしっかり確認するようにしましょう。

 

④固定費

粗利益の次に確認する数字が固定費です。

 

経費の合計とも言えるべき数字で、会社が稼ぎ出した数字をいくら使ったのかがわかります。

儲かっている会社ほど「節税になるから」といって無駄な経費を使ってしまいます。

会社にしっかりお金を残すためには、固定費をいかにコントロールするかにかかっています。

固定費だけは他の数字と違って、社長の考え方ひとつで増減させることができるので、増えているのか減っているのかしっかり確認するようにしましょう。

 

⑤経常利益

粗利益から人件費や家賃などの販売費及び一般管理費を差し引いたものが「営業利益」です。さらに、受取利息や支払利息などの営業外損益を加減したものが「経常利益」です。

臨時的な収入や支出がない限り、この経常利益が今月いくら儲けたのかという数字になります。

 

そしてこの利益が会社の資金として残るのかというと借入金の返済があるとそうではありません。

借入金の元本返済は経費にならないからです。

会社にお金を残していくためには毎月の利益と借入金返済額のバランスも確認しておきましょう。

 

そして黒字会社になるためには毎月、経常利益をしっかり出すということを意識していきましょう。

 

⑥現預金残高

最後、社長に試算表で確認してほしい数字は現預金残高です。

ズバリいくら会社にお金があるかという数字です。

 

今までは売上や利益といった数字を確認してきましたが、それは会社が儲かっているかどうかという判断です。

それとは別に事業を行っていくうえではいくら現預金をもっているかということが重要になります。

 

黒字でもお金がなければ倒産します。

逆に赤字であっても会社にお金が潤沢にあれば事業は継続することができます。

 

現預金残高が先月と比べて増えたのか減ったのかを確認するようにしましょう。

そして一つの目安として月商1〜3か月分程度の手元資金が挙げられています。

ただし必要な現預金は業種や入出金の条件によって異なりますので自社に必要な運転資金を把握しておくようにしましょう。

 

まとめ

社長が見るべき数字は「売上(売った)」「仕入(買った)」「粗利益(儲かった)」「固定費(使った)」「経常利益(残った)」を確認し最後に「現預金残高(お金がいくらあるか)」を確認するようにしましょう。

毎月、数字を見ることが重要ではなく、数字を見ることで変化を捉えることが重要です。

数字を見る → 変化に気づく → 原因を考える → 次の行動を決める

ここまでやって初めて、試算表が経営に役立つ資料になります。

早めに変化を読取り、このままいけばどうなるか?、そうならないためにどう対策を立てるのかということを考えていきましょう。

 

毎月の数字を経営に活かしたい経営者様へ

「試算表をもらっているけれど、どこを見ればいいのか分からない」

「数字は見ているけれど、経営にどう活かせばいいのか分からない」

そんな経営者の方も少なくありません。

三松会計事務所では、試算表を作成してお渡しするだけではなく、毎月の数字を経営者の方と一緒に確認し、会社の変化や今後の課題について考えることを大切にしています。

会社の数字をもっと経営に活かしたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

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