会社の利益の考え方!

会社の利益は多い方がいいですか?それとも少ない方がいいですか?

この質問をすると多い方がいいと答える経営者が多いと思います。

でも現実問題になると税金を払いたくないという理由で利益を少なくしたがる中小企業の社長が多いです。

節税のために利益を圧縮する。本当にその考え方は正しいのでしょうか?

 

会社の利益の考え方

会社の利益を出すと約30%の法人税を支払わなければなりません。

「税金は払いたくない」という気持ちが強くなるとどうなるか。

そうなると経費を増やして利益を少なくしようと行動に出てしまうのです。

利益が少なくなって税金の支払いも少なくなります。

中小企業の社長にとっては「節税できてよかった」という思いかもしれませんが本当にそれで良いのでしょうか?

 

会社は利益を出さないと会社のお金は増えません。

会社のお金が増えないということは利益を出さないといずれ資金がなくなって倒産してしまうからです。

利益を圧縮して税金を減らしても、会社にお金が残るわけではないのです。

借金の返済があるとさらにお金が減ることになります。

 

ここで考えていただきたいのは会社の利益はどうして必要なのかということです。

 

会社の利益=事業を継続していくために必要なもの

 

こういった利益に対する考え方が必要になります。

 

利益の積み重ねが会社を守る

会社でしっかり利益を出して税金を払っていけば、会社のお金も増えていくはずです。

この利益の積み重ねこそが、会社が将来不足の事態に陥った時に助けてくれるのです。

 

大口の取引先の受注がなくなった。

災害等により大きく売上が減少する。

近年で言えばコロナによる売上高の減少もそうでしょう。

 

こういった状況下で会社と従業員を守るために会社に利益を積み重ねていかなければならないのです。

そういう意味では税金は将来の不足事態を補うための保険的な経費ととらえることもできるでしょう。

 

会社が不足の事態に陥ったときに乗り切ることができるように、利益を出して会社にお金を残していくといことが経営者にとって大切な考え方だと私は思います。

 

まとめ

利益の考え方というテーマで書いてみました。

税金は払いたくないかもしれませんが税金を払わなければ会社にお金は残りません。

しっかり利益を出して会社のお金を増やすことが将来の不足の事態から守ってくれるのです。

 

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P.Sトラキチ税理士の独り言

いよいよオープン戦も始まって実戦モードですね。

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