おはようございます。
大阪の税理士、三松です。
今回は、社長への伝え方についてです。
目標数字をイメージできるようにお伝えする!
社長さん、経営計画は立てられていますか?目標数字はありますか?
税理士のサービスとして、帳簿の作成や決算書の作成はもちろんのこと、当事務所ではお客様が健全に発展されることを支援させていただいております。
そのために、社長さん自らが「気づき」、「考え」、そして「やる気」を出して「行動」していただけるように、サポートさせていただいております。
毎月の業績をお伝えすることで、社長さんに「気づき」を与え、そして、社長さんと一緒に「考え」ます。
そして、今回のテーマである「やる気」です。
社長さんにやる気を出してもらうためには、漠然とした目標数字を伝えるだけではダメなのではないかと思っています。
パン屋の事例で考える!
例えば、赤字のパン屋さんがあったとします。
変動損益計算書 (単位:円)
売上高 40,000
変動費 20,000
限界利益 20,000
固定費 24,000
経常利益 ▲4,000
限界利益率が50%なので、赤字を解消するための目標売上として、あと8,000円の売上が必要になります。
ただ、「頑張ってあと8,000円の売上を上げましょう」とお伝えするより、「あと80個(パンが1個100円として)頑張って売りましょう」とお伝えする方が、社長さんのイメージが湧いて、やる気を引き出せるのではないかと思っています。
「80個か、なんとか頑張れそうだな」と思う社長さんもおられるでしょうし、「さらに80個はちょっと厳しいな」と思われる社長さんもおられると思います。
「80個は厳しいな」と思われた社長さんには別の方法を提案します。
「材料費を下げれば、もっと少ない販売数で大丈夫ですよ」とか「固定費を下げることを考えましょうか」といった風に、いろいろな対策を考えることで、社長さんのやる気を引き出します。
今回の例は、8,000円と少額なのでイメージできるかもしれませんが、これが100万円、1,000万円となると、数字が漠然としていてイメージが湧かず、やる気を引き出すことが難しいのではないでしょうか?
そのためにも、社長さんがやる気になるように数字をお伝えするのが仕事であり、税理士のサービスだと思っています。
まとめ
社長さんに、いかにしてわかりやすく数字を伝えるかといったことを心がけたいと思っています。
社長さんのやる気を引き出し、一緒に会社の将来について考え、業績発展のサポートを少しでもできたらと思います。