中小企業であっても経営計画を作成しましょうということをお伝えしています。
目標の数字があれば会社の現在地がわかるからです。
目標の数字と比較する!
売上が増えた、減った。
もちろんそれを比較することは重要です。
前期より売上が伸びていれば会社が成長していることであり、社長も経営の成果を実感できるはずです。
逆に売上が減っていれば、来期はもっと頑張らなければならないという気持ちになるはずです。
さらに経営計画を作成していれば次のようなこともわかるようになります。
例えば目標の売上高を1億円としていたとします。
前期の売上が5,000万円で当期の売上が8,000万円に成長することができました。
売上としては伸びていますが、計画値と比較するとどうでしょう?
目標1億円に対して8,000万円ですので2,000万円足りないことになります。
この足りない2,000万円を来期どのようにして埋めていくのか。
売上が増えてよかっただけで終わることなく、経営計画による目標値があることによって来期の課題を考えることができるのです。
また、飲食店のオーナーが今期の目標をディナー売上6,000万円、ランチ売上4,000万円と同じく1億円としていたとします。
社長の意図としては利益率の高いディナーの売上に力を入れていきたいというところです。
前期はディナー売上4,000万円、ランチ売上6,000万円の1億から当期はディナー売上5,000万円、ランチ売上4,000万円の9,000万円に売上が減少していたとします。
売上は減少していますが、ディナー売上が増加したことにより社長の目指したい売上に近づいているわけです。
利益率が改善されて売上減っても利益が残る体質に改善されているかもしれません。
このように目標値があることで、進むべき方向が合っているのかといった会社の現在地を確認することができるのです。
社長の理想の数字を語る!
経営計画を作成しましょうというと、「未来の数字なんかわからないよ」とおっしゃる社長が多いです。
たしかに未来のことは誰にもわかりません。
しかし経営計画は未来の数字を予測するものではありません。
社長が会社の売上をいくらいにしたいのか?
利益をどれだけ残したいのか?
社長の理想の数字を語った経営計画は作成されるものです。
今後、会社をどうしていきたいのかしっかり考えて目標数字を考えていきましょう!
まとめ
経営計画で目標の数字があるとより会社の数字がよかったのか?社長の理想の数字に近づいているのかが確認できるようになります。
まずは社長が目指すべき会社の方向性を決め目標となる数字を経営計画に落とし込んでいきましょう!
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P.Sトラキチ税理士の独り言
ドラフト会議も終わりいよいよ明日から日本シリーズが始まります。
まずは福岡に乗り込んでの初戦がやっぱり重要になるんでしょうか。
今年の集大成、タイガースの野球を存分に観せてほしいです。
日本シリーズ観に行きたい( ;∀;)