会社にお金があれば余裕をもって経営に取り組むことができます。
逆にお金がなければ日々の資金繰りに追われ経営が苦しくなってしまいます。
では会社のお金を増やすためにはどういったことをすればいいのでしょうか?
今回は会社のお金を増やす3つの方法について解説していきます。
会社にお金を増やす3つの方法
会社のお金を増やす方法は次の3つです。
1.資本金を増やす(増資する)
2.金融機関等から借り入れる
3.黒字決算によって利益を内部留保する
資本金を増やす方法は中小企業にとっては少し難しいかもしれません。
なぜなら出資者を見つけなければなりませんし、他人から出資を受けた場合には配当として利益の一部を還元しなければなりません。
社長自身が株主として出資することもできますが、自分のお金が会社のお金に変わっただけで会社のお金が増えたという実感はしないような気がします。
では、金融機関等からの借入れによってお金を増やす方法はどうでしょうか?
金融機関からお金を借りると一時的ではありますが会社のお金は増えます。
しかし借りたお金は利息をつけて返済していかなければなりません。
月々の返済額が多ければ資金繰りが苦しくなりますし、会社の業績が悪ければそもそも融資を受けることする厳しくなってきます。
社長個人からの借入も考えられますが、出資と同じで個人のお金が会社のお金に変わるだけでその財源にも限度があるので、良いお金の増やし方とは言えないでしょう。
そういったことから3つ目の黒字によって利益を内部留保する方法が、もっとも確実に会社のお金を増やす方法といえるのではないでしょうか!
会社のお金を増やしたければ税金を払いなさい!
中小企業の社長は「税金を払いたくない」という考え方の人が多いです。
せっかく一生懸命稼いだ利益を税金で取られたくないという気持ちはわからなくはないです。
しかし、「税金を払いたくない」といった理由から、接待交際費や役員報酬を増やして「収支トントン」とするのはよくありません。
赤字であれば法人税の支払いがなくなるので、「極力利益を圧縮しよう」、「赤字の方が良い」という考え方は間違っています。
なぜなら赤字ということはお金が社外に流出していることであり、そのまま赤字経営を続ければいずれ経営に行き詰まり資金繰りに追われる日々に陥るからです。
中小企業の場合、法人税を払うといっても利益の約30%です。
法人税を払うことによって残った70%のお金が会社に残ります。
会社のお金を増やすためには「利益を出して納税できる経営」を目指すことが重要です!
利益の内部留保で自己資本の充実へ!
黒字決算によって利益を計上し、法人税等の納税を行ったあとの利益が内部留保となり、返済不要な自己資本として蓄えられることになります。
この内部留保を増やし続けていくことが会社のお金を増やすことにつながります。
自己資本が充実すれば、借入金への依存度が小さくなり、会社の財務が安定してきます。
自己資本の割合が30%以上になることが理想です。
そのためにも黒字決算を続けていきましょう!
まとめ
会社のお金を増やす方法は3つありますが、一番良い方法は黒字決算を続けていくことです。
会社の内部留保を積み重ねていき、安定した財務体質を目指しましょう!
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