コロナ禍だからこそ売上分析をしてみましょう!

新型コロナウィルスの影響で多くの企業で経営が厳しい状況が続いていると思います。

しかし、コロナだからといって何も手を打たないでいると業績改善は望めないばかりか、最悪の場合は事業の継続も危ぶまれます。

そうならないためにも、経営数字を分析して打ち手を考える必要があります。

まずは売上分析から取り組んでみましょう!

 

売上を得意先別に分析してみる!

新型コロナウィルスの影響を受けて、会社全体で見ると売上高が大きく減少しているかもしれません。

しかし、得意先別や商品別に分けて売上を分析してみるとどうでしょうか?

 

全ての得意先や商品が同じ割合で減少しているというわけではないと思います。

もしかしたら、コロナ禍でも売上が伸びた得意先や商品もあるかもしれません。

得意先別売上分析については、次の点を確認してみましょう。

 

得意先別売上分析の着眼点

・昨年1年を通して、前々年と売上がほぼ変わらなかった得意先はどこなのか?

・昨年後半以降、売上が回復している得意先はどこなのか?

・コロナ禍以前おりも売上が増加している得意先はどこなのか?

・昨年後半以降も売上が落ち込んだままの得意先はどこなのか?

・得意先別の売上順位の変動はあるのか?

・国内と海外の得意先で変化はあるのか?

 

売上を得意先別の分析すると、上記の点が確認できます。

どこの得意先がよりコロナの影響を受けているのかといったことが明確になるということです。

 

また逆に、コロナの影響を比較的受けにくいといった得意先も判明するわけです。

そういったコロナの影響を受けにくい得意先の販売を強化することで、売上の減少幅を少なくし、売上を安定させるといった対策を考えることができます。

 

得意先別の売上の順位の変動も販売戦力の見直しに活用できるのではないでしょうか。

 

全体の売上数字だけでは把握できないことも、売上の内容を詳細に分析することで、コロナ禍における自社の強みや弱みを把握することができ、今後の経営戦略を考えることができるということです。

 

売上を商品別に分析してみる!

今度は、売上を商品別に分析してみましょう。

 

商品別売上分析の着眼点

・商品の売上順位の変動はあるのか?

・新商品や定番商品は売れているのか?

・コロナ禍以前と商品の売れ筋はどう変わったのか?

・売れ筋商品の価格帯や購買層はどう変わったのか?

・通販などのEC取引での売上が伸びている商品は何なのか?

 

売上を商品別に分析すると、コロナ禍で商品の売れ筋が変わったり、意外な商品の販売が伸びていたり、あるいは販売先が企業から一般消費者へシフトしている商品があるかもしれません。

こうした変化をしっかりと分析し、どの商品の販売に力を入れるのかなどを考えていきましょう。

 

会計データを活用して売上分析を行う!

得意先別や商品別の売上分析を行うためには、会計データが必要になります。

つまり日々の記帳をしっかりと行い、タイムリーな経営数字を把握する業績管理体制を整えておかなければなりません。

 

得意先別や商品別の売上の変化を感覚ではなく、データとして見える化して分析することが大切だからです。

 

会計は税務申告をするためにしなければならないものではありません。

会社が倒産しないために活用するものです。

 

日々の記帳は自動化を活用するなど、かなり簡単にできるようになっています。

コロナ禍で先行きが不透明な状況だからこそ、日々の経理をしっかりやって経営数字をリアルタイムで確認し、数字の変化を感じ取り、対策を打っていく必要があるのではないでしょうか。

 

まとめ

売上を詳細に分析することで、今後の経営戦略を考えることができます。

コロナ禍でも売上が伸びている得意先や、販売数が伸びている商品はきっとあるはずです。

そういった得意先や商品の販売をさらに伸ばすことができれば、必要利益が確保でき、業績改善の道が切り拓けていくのではないでしょうか。

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