おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
今回は「経営計画書」についてです。
経営計画書を作成する意味は?
三松会計事務所では、お客様の経営計画書の作成をサポートさせていただいています。
社長の中には「経営計画なんか立てても意味がない」とか「今月の売上もわからないのに1年後のことなんかわからない」といった声も聞かれます。
はたして、本当にそうでしょうか?
社長の頭の中には「売上はこれくらいあげたい」とか「利益はこれだけ出したい」といった漠然とした目標が必ずあるはずです。
いっぱい儲けたい、会社を成長させたいと思うのは経営者として当然の気持ちです。
だったら、その目標を数値化しましょう。
社長の頭の中で考えているものを数値化することで、漠然とした目標が明確な目標に変わります。
数値化することで、経営計画書が目標へのモノサシとなり、目標達成までどれだけ足りないのかといったことが、はっきりとわかります。
数字によって把握することで、目標までの差を埋めるためには、どうすればいいのか、何をどれだけやればいいのかといった具体的な行動を考えられるようになります。
社長の頭の中を整理して、数字で表すことが経営計画書を作成する意味なのではないでしょうか。
目標を数字で管理することで、行動に変化が!
目標を数字で管理するというと、あまりいい風にとらわれないかもしれません。
目標数字ができると、それを達成しなければという気持ち強くなり、なんかしんどい気持ちになってしまうかもしれません。
経営計画書を作成することはそういことではありません。
あくまでも目標のモノサシを作るということです。
もちろん実績と比較するので、売上目標までどれくらい足りない、目標利益までどれくらい足りないといったことは数字で表されることになります。
ただ、その数字を見て悲観するのではなく、どうしたら達成できるのかということを考えることが重要だと私は思います。
「売上を上げるために、こういった営業方法の取り組んでみよう」、「これ以上売上を上げるのは難しいから、原価を下げる方法を考えてみよう」、「固定費は削減できないのか」など、目標を達成するためにさまざまなことを考えることが重要です。
そして考えた対策を実際に行動に移していくことが、経営計画書を作成して目標を数字で管理する意味なのではないでしょうか。
そして出てきた結果をまた目標と比較する。
これを繰り返すことで、会社は成長していくのではないでしょうか。
まとめ
経営計画書を作成することで、モノサシができ、目標を数字で管理することができます。
数字で管理することで、達成に向けた行動に変化をもたらすと思います。
ぜひ、社長の頭のなかにある目標や将来の会社の姿を、数字に表してみましょう(^^)/