おはようございます。
茨木市の税理士、三松です。
経営計画や予算はモノサシだと言われています。
経営計画で社長の頑張りを評価する
今期の売上や利益の実績は何かと比較することで、その数字が良いのか悪いのかといったことを評価することができます。
よく比較に使われるのが、前期の数字との比較です。
前期と比較して、売上が増えたのか、減ったのか。
利益は、増えたのか、減ったのかというふうに比較がされます。
もちろん前期より数字が伸びていれば、良かったということになりますし、減少していれば、反省して対策を考えなければなりません。
しかし、前期の数字と比較することだけで業績の評価をしていいのでしょうか?
そこで登場するのが、経営計画です。
経営計画は、社長がこうありたいといった会社の姿や目標を数字に落とし込んだものです。
その目標である経営計画の数字と比較して、はじめて社長の頑張りを評価できるのではないでしょうか。
前期より売上が増加していても、目標数字に届いていなければ「まだまだ頑張らないと」と反省しなければなりません。
でも、目標数字を達成できていれば、自分で自分をめっちゃ褒めたらいいんです。
経営計画というモノサシがあることで、社長の経営に対する頑張りが評価できるのです。
会社の実績として出た売上や利益が、大きいのか小さいのかといったことを測るためのモノサシとなってくれるのが、経営計画です。
経営計画というモノサシがあれば差額を埋めるために考えることができる
経営計画があれば、実績が足りなかった場合にその差額を埋める努力をすることができます。
目標数字にどれだけ足りていないということがわかれば、どういう行動をしてその差額を埋めればいいのかということを考えることができるのではないでしょうか。
また、経営計画を作成していれば会社の方向性を確かめることができます。
例えば、利益率の高いA商品の販売に力を入れたいと思って、「A商品 700万 B商品 300万」合計で1000万の売上目標を立てたとします。
実績では、「A商品 400万 B商品 600万」とA商品の売上があまり伸びていなかったとした場合はどうでしょうか。
目標売上は達成しているが、会社の売りたい商品とは違うので、A商品がどうすれば売れるのかを考えて、軌道修正しなければなりません。
経営計画があることで、会社の方向性を導いてくれます。
まとめ
経営計画モノサシとなって社長の頑張りを評価してくれます。
「先のことなんてわからない」とおっしゃる社長の気持ちもわからなくはないですが、本当に経営計画は必要ないでしょうか?
目標を持って事業に取り組むことで、さらなる事業の発展があるのではないでしょうか。
三松会計事務所では、経営計画の作成をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。