確定申告に向けて12月にやるべきこと!

2024年も12月となりあっという間に年末を迎えるシーズンとなりました。

年が明けて少しすれば確定申告の時期が到来します。

個人事業主の方がゆとりを持って確定申告に臨めるように、確定申告に向けて12月にやるべきポイントを確認したいと思います。

売掛金・買掛金の確認

確定申告に向けて12月にやるべきポイントの1つ目が、「12月末時点の売掛金、買掛金の確認」です。

 

売掛金とは「商品やサービスの提供は完了したが、入金が済んでいない代金」のことです。

買掛金とは「商品やサービスの提供を受けたが、支払いが済んでいない代金」のことです。

 

個人事業主の場合、経理を簡単にするために入金があった時に売上、出金があったときに仕入や経費を計上している場合も多いかと思います。

会計の基本は発生主義ですので、入金や出金にかかわらず取引があった時点で売上や仕入等に計上しなければなりません。

確定申告で正確な利益の計算をするためには、12月末時点の売掛金や買掛金の把握が必要になるということです。

 

期中は入金ベースや出金ベースで計上していても問題はありませんが、正確な利益の把握という意味では発生主義に切り替えていく方がベターです。

 

棚卸資産の確認

確定申告に向けて12月にやるべきポイントの2つ目は、「棚卸資産いわゆる在庫の確認」です。

 

商品を仕入れて売っている場合など必ずといっていいほど在庫が残っているはずです。

確定申告を適正にするためには12月末時点の在庫を確認しておく必要があります。

 

年末の在庫を確定させるためには実地棚卸といって実際に在庫を確認して数量を数え棚卸表を作成します。

棚卸表には商品種類ごとの数量や単価を記入します。

棚卸資産は税務調査でも確認されやすいポイントです。

棚卸表の作成が税務調査の時に活きてきます。

 

棚卸するのはたいへんですが、きっちりと数えて12月末時点の在庫の金額を確定させるようにしましょう。

 

節税対策の確認

確定申告に向けて12月にやるべきポイントの3つ目は、「節税対策」です。

 

確定申告書を作成していくのは年明けですが、計算ができた時に税金が高いと思ってもどうすることもできません。

年が明けてからいくら経費を使ったからといってそれは翌年の経費です。

経費を使うのであれば12月中にしなければなりません。

 

・経費に計上漏れがないか確認する。

・年明けすぐに購入するような備品や消耗品は前倒しで購入する。

・未納の年金などがあれば払ってしまう。

・小規模企業共済を前納する。

・ふるさと納税をする。

などなど

 

ただし、節税対策をするためには現状の利益がどれくらいなのかを知っておく必要があります。

そのためには毎月の経理をしっかりやって試算表を作成しておかなければなりません。

日々の経理が節税につながるのです。

 

まとめ

確定申告に向けて12月にやるべきポイントを記載しました。

確定申告をスムーズに乗り切るためにもしっかりと準備するようにしましょう。

 

お問合せはフォーム又はLINEからお願いいたします。

 

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