仕入先から提供される信用こそが、企業が危機に陥ったときの最後の拠り所になります。
支払いを悪くしていると、仕入先との信頼関係が築けず、危機が乗り越えられません。
購入する商品や製品のサービスの品質、価格、納期、支払い条件の長短で仕入先を選定することは重要です。しかし、相手に求める前にまずは、自社が支払うべきものをしっかりという姿勢と取り組みが大切になると思います。
昨日の債権管理に続き、債務の管理についてもみていきたいと思います。
債務管理をするメリット
支払い予定がわかります。
資金繰りに困らない経営をしたいと思っていても、いつ、どれだけ支払わなければならないのかがわからなければ対策は打てません。資金繰りが厳しい会社であれば、日単位、週単位、月単位でいくらの支払い予定があるのかがわかれば少しは安心できると思います。
債務管理を行うことで、お金の流れがわかるようになり、早めの対策を打つことができるようになります。
支払遅れがなくなります。
きっちりと支払いを行うためには、支払うべき金額を明らかにする必要があります。
仕入先からの請求書は鵜呑みにせず、注文したものが正しく納品されたか、納品されたものと納品書は一致しているか、また返品、値引き等の経理はもちろん、現場での仕事の仕方も適切に行うことが必要です。
これらの仕事の質を高めることで、支払うべき日に正しい金額を支払うことができます。
取引先からの信用が上がります。
お金にルーズな会社は信用されません。支払うべき代金を常に正しく支払う会社は、相手にとって信頼できる得意先の一つになることができると思います。
その信頼関係があるからこそ、商品やサービスに対して厳しい要求を行うことができると思います。
払うべきものを確実に支払う信頼関係が、厳しい経済環境を一緒に乗り越えていく拠り所になると思います。
その基本が債務管理です。
実地のポイント
実地のポイントについては売掛金の管理とほぼ一緒です。
まずは仕入先別買掛金台帳を作成しましょう。
仕入先別に月ごとに「前月残高」、「当月発生高」、「当月支払高」、「当月残高」を記録できる台帳を作成しましょう。仕入先別にいくらの買掛金残高があるのかが明瞭になります。
次に取引先別支払予定実績表を作成して支払日別支払予定額を集計しましょう。
支払日別支払予定額は出金記録と突合することで、支払漏れがないかを確認することができますし、さらに請求書に「支払済み」のスタンプを押すことで、二重支払いを防止することができます。
そして、支払期日を順守して、期日通りに支払うべき代金を確実に支払うことで取引先からの信頼を得ましょう。
会計システムなら管理が簡単にできます
売掛金と同じく会計システムを使えば、得意先別買掛金元帳も、支払日別予定額の集計も簡単にできちゃいます。
お使いの会計システムでできるのかどうか、ぜひ顧問の税理士さんに聞いてみてください。
もちろん当事務所が推奨するTKCシステムではバッチリ管理できますのでご安心を!
債務管理をしっかりして、仕入先の信頼を高めていきましょう(^o^)