金融機関からの借入金がある場合に決算書に「1年以内返済長期借入金」が表示されているでしょうか?
一年以内返済長期借入金とは?
金融機関からの借入金は返済期間が5年とか7年のため本来は借入金は長期借入金として固定負債に表示されます。
そして長期借入金のうち決算日の翌日から起算して1年以内に返済期限が到来するものについては「1年以内返済長期借入金」として流動負債に表示されます。
決算では長期借入金から1年以内返済長期借入金に振り替える処理が増えますが、財務諸表のワン・イヤーズルールに則って厳密な会計処理なります。
決算書における資金繰りの明確化
1年以内返済長期借入金で処理することで社長が決算書を見ただけで「今年の年間返済額」がわかります。
金融機関から借入金がある場合、1年間の返済額分の利益を出さないと基本的には資金は減っていきます。
全て長期借入金に計上されていると決算書を見ただけではそれを把握することができません。
1年以内返済長期借入金に区分して表示すうることで経営者として「いくら返済するんだ」というのが明確になれば資金繰りの計画や事業計画も立てやすくなるのではないでしょうか。
流動比率を適正にする
1年以内返済長期借入金を使用することで短期的な返済能力を示す指標である流動比率を正確に表示することができます。
流動比率は高い方良いとされていますが、逆に流動比率が高すぎると「資金を有効活用できていない」、「資金が余っている」といった評価を金融機関がするかもしれません。
また長期借入金だけで処理していると、流動比率を良くみせるために操作しているのではないかといった風に評価されるかもしれません。
会社がきっちり1年以内返済長期借入金に区分して表示することで、企業の財務状況を正しく開示し、金融機関に対する信用力アップにつながる可能性があります。
まとめ
1年以内の返済額や適正な財務指標の把握、さらには金融機関に対する信用力のアップのためにも1年以内返済長期借入金に区分して経理処理していきましょう。
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