おはようございます。
大阪の税理士、三松です。
今回は業績アップのヒントの見つけ方についてお話したいと思います。
月次決算をして業績アップのヒントをつかむ!
月次決算を毎月行って、タイムリー経営数値を把握されている経営者もたくさんおられると思います。
とても、すばらしいことです!
最新業績をいち早くつかむことで、黒字決算に向けた打ち手を検討することができます。
月次決算の数字を使って、前年と比較することや目標と比較することができます。
前年より売上が増加しているか、減少しているのか?
前年より限界利益率が伸びているのか、低下しているのか?
前年より固定費は増加しているのか、減少しているのか?
目標と比べてどうなのか?
月次決算をしっかり行って、こういった数字を前年対比や計画数字と比較することで、問題点をタイムリーに把握し改善することが業績アップにつながります。
さらにもう一つ業績アップのヒントにつながる比較方法があります。
同業他社との数字と比較してみましょう!
「売上も前年対比で伸びているけど、イマイチ利益が増えないな」とか「自社の限界利益率は他社と比べてどうなのだろうか?」とか、「人件費の割合はどうなのだろうか?」といったように、同業他社と比べてみたいという気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。
そういった場合は、同業他社と比較してみましょう。
売上高の規模や従業員の人数などで、対象企業を絞るといいでしょう。
まずは限界利益率を比較してみましょう。
限界利益率が当社が20%で同業他社が30%の場合、明らかに当社の原価率が高いことが判明します。
材料代なのか、外注費なのかといった細かい部分を追究していいきましょう。
また労働分配率も比較してみましょう。
同業他社より労働分配率が高ければ、従業員一人当たりの生産性が悪いのか、もしくは過剰人員となっている場合が考えられます。
適正な労働分配率に近づけるように対策を考えなければなりません。
同業他社と比較することで、会社の問題点だけでなく強みも見えてきます。
同業他社と比較して数字が上回っている部分というのは、自社の強みとなるところです。
強みを把握し、さらに伸ばすことでさらなる業績アップも見込めるのではないでしょうか。
同業他社の黒字企業の数値を参考にしながら、自社の問題点や強み見つけて、業績アップにつなげていきましょう。
まとめ
同業他社の黒字企業の数値と比較することで、業績アップにつながるヒントを見つけることができます。
同業他社データは税理士さんに相談すれば何かしらのデータがもらえるはずです。
月次決算を経営に活用していきましょう(^^)/