みなさん、経営計画書を作成していらっしゃいますか?
決算期末に毎期の事業計画を立てておられる方もおられるでしょうし、金融機関からの融資を受けるために必要だから経営計画書を作成しているという経営者の方もおられると思います。
なかには、「先のことなどわからない」とか「計画通りにいくわけがないから無駄」と考えられている経営者の方もおられるのではないでしょうか。
では、経営計画を作成することで、会社にどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか?
経営計画書から見えてくるもの
事業年度の初めに経営計画を立てが、結局うまくいかず計画が絵に描いた餅になってしまった社長さんもおられるかと思います。
でも、その経営計画書から見えてくるものがあるんです。
例えば、売上の目標を1億円として経営計画書を作成したとします。
でも、実績は9,000万円にしか届かなかった場合に、「今期は目標に届かなかったな」だけで終わるのではなく、なぜ届かなかったのを考えてください。
もっと営業をかけるべきだったのか、交際費をもっと使えば売上が上がったのか、取引先等に起因する外部要因によるものなのか、目標が高すぎたのか、もっと効率よく営業する方法があるんじゃないか、とかいろいろ考えることができます。
この「なぜ?」が重要です。
逆に目標を達成できた場合でも、なぜ達成できたかを考えることによって、さらなる業績アップのヒントが隠されているかもしれません。
また、経費についても経営計画の数値が指標となってくれます。
「交際費は年間これだけの予算やからあとこれくらい使えるな」とか、「消耗品は少し予算をオーバーしそうやから必要最低限の支出にしなければ」とか指標があれば考えることができます。
売上、粗利、経費などすべての数字において指標となるのが経営計画書なんです。
社長の思いを込めて経営計画を立てましょう!
経営計画書を立てることによって会社の指標となることはわかっていただけたでしょうか。
その大事な指標となる経営計画書なんですから、社長の思いを込めて作らなければ意味がありません。
「税理士さん、適当に作っといて」ではダメなんです!
今の会社のあるべき姿を考え、将来、会社をどうしたいかといったビジョンを描き、そのためには今期どうするのかといったことを数字に落とし込んでいくのが経営計画の作成です。
正直、めんどくさいかもしれませんが、会社の未来をしっかり考えて、社長の夢を数字に表しましょう!
ワクワクするような夢のある経営計画書を作成して、会社の業績を発展させていきましょう!
もちろん三松会計事務所でも経営計画の作成をお手伝いさせていただいております。
社長の熱い夢がこもった経営計画書は、必ず会社をいい方向に導いてくれます。
そのお手伝いをさせていただければと思います。